昔懐かしい台湾へタイムリープ 萬華の剥皮寮歴史街区

台湾での日本ネタ

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

2010年に公開されヒットした台湾映画「モンガに散る」

1980年代の台北における極道の抗争を描いた映画ですが

その主な撮影場所となった台北萬華区に

風情ある台湾文化を体験できる場所があります。

本記事では、そんな昔懐かしい台湾文化が残る街

剥皮寮歷史街區(Bāopí liáo lìshǐ jiēqū)を紹介します。

台北101などのモダンな街の観光に飽きた時にお勧めです。

交通

剥皮寮歷史街區(Bāopí liáo lìshǐ jiēqū)は

台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレール)の龍山寺駅から

徒歩5分ほどの場所にあります。

剥皮寮老街 > 観光スポット > 交通部観光署

開放時間は9:00 – 18:00、無料で見学できます。

萬華の由来

約200年の歴史を持つこれらレンガ造りの大きな建物には

ここで財を成したある富豪とその親族が住んでいましたが

その後、子孫がそれぞれ別の場所に居住することになったため

家の管理が難しくなった主人が1988年に建物を台北市政府に寄付

整備され2009年に観光地化されたそうです。

清朝統治時代19世紀の台北は、市内を流れる淡水河の水運を利用して

この辺りの艋舺(Báng-kah=原住民の言語で帆船という意味)や

大稻埕を中心に乾物や樟脳を中心とした商いが盛んで発展していました。

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1895年日本統治時代に入ると艋舺が「萬華(ばんか)」と改められ

現在の行政区画では台北市萬華區(Táiběi shì wàn huá qū)となっています。

剥皮寮歷史街區

剥皮寮歷史街區には台湾の昔懐かしいアイテムが多数展示されていて

中庭には体験できる遊びもあります。

糸で垂らした輪っかを使って、倒れたビール瓶を立てる遊び。

日本にもある輪投げ。

屋内の展示エリアに入ります。

年季の入ったラジオと茶器。

良家の子息は人力車で移動していたそうです。

台湾伝統文化の布袋戲(Bùdài xì=人形劇)に関する展示です。

今ではほとんど見られなくなりましたが

昔は街の要所で縁日などに披露されていたそうです。

一話見学しましたがセリフが全て台湾語

(台湾土着の福建語系方言)だったので内容理解は30%ほど。

幼児虐待との批判で現在は学び舎から姿を消した二宮尊徳像。

日本統治時代日本政府は台湾に近代教育を施しました。

当時の成績表や賞状に関する説明も展示があります。

台湾映画「モンガに散る」

上述した通り、剥皮寮歷史街區及び萬華は

映画「モンガに散る」の撮影場所として利用されたため

映画ゆかりのアイテムも展示されています。

1980年代の台灣黑道(Táiwān hēidào=台湾極道)が

当時こんな刀を持って抗争していたと思うと恐ろしいですね。

日本と同様、現代台湾にも極道が居ることには居ますが

市井に暮らす人々が普通に生活している分には

お目にかかることはありませんのでご安心ください。

あとがき

龍山寺の近くにある華西街観光夜市(Huá xī jiē guānguāng yèshì)には

生きたヘビの解体ショーを見学後にヘビ肉を食べられるお店があります。

お勧めはしませんが、興味がある人は一度足を運んでみてください。

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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