台湾大学近くにある豚カツ店「大盛」と台湾人学生の向学心

台湾での日本ネタ

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

昨今の世界的な日本食ブームもあって

台湾でも日本のチェーン店レストランが続々開店していて

人気店ともなると店先に長蛇の列が並ぶ光景を見かけます。

小生が台湾大学大学院に留学していた時分も

台湾中華グルメに飽きた時のアクセントとして

日本国内より割高ですがよく利用していました。

台湾人が開いた日本食レストランもあるのはありますが

多くの店が台湾人の口に合うように味をローカライズしていて

日本食をよく知る日本人からすると違和感しかないその味付けと

サービスの悪い店員の接客態度に首を傾げざるを得ず

しかも割と強気な値段設定なので損した気分になります。

本記事では、台湾人経営者が開いた日本食レストランで

本場に負けず劣らずの美味しさを誇るお店に触れ

ついでに大学院留学生時代のエピソードを紹介します。

交通

台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレール)のグリーンライン

台湾大学最寄りの公館(Gōngguǎn)駅で下車し

4番出口から歩いて2分ほどの場所にあります。

大盛猪排専門店

店名の「大盛(Dà shèng)」は日本語の大盛りから。

ちなみに大盛りは中国語で「大碗(Dà wǎn)」と言います。

天井が異常に低い二階席が特徴です。

ご飯・味噌汁・漬物が付くカツとじセット250元=約1,500円と

値段がかなり高めですが、この店は下味と出汁がきいていて

サクサクの衣ととじ卵で包まれたカツがウマー!!

同級生と打ち上げで利用

小生は大学院の期末テストやプレゼン終わりの打ち上げで

同級生や先輩方を連れてこの店を利用していました。

台湾大学の学期最後の1~2週はテスト期間となり

この時期には普段空席のある大学図書館もいい席はすぐに埋まり

多くの学生がテキストやパソコンと睨めっこしています。

期末テストにペーパーテストの多い大学生に比べ

大学院生は筆記テストに代えて報告(Bàogào=レポート提出)や

授業内で口頭報告(Kǒutóu bàogào=プレゼンテーション)が

教授から求められることが多く何度キリキリ痛む胃痛と戦ったことか。

口頭報告は複数の台湾人同級生と協力するグループワーク方式で

資料探し、報告内容の精査、討論問題の提起、パワポの構成など

何度も打ち合わせと推敲を重ねてプレゼンを作り上げることができ

アラフォーながら異国の学び舎で貴重な経験を積むことができました。

台湾人学生の向学心はすごい

打ち上げと称しつつも、食事中同級生との話題は専ら

「老師がくれたアドバイスは、こういう意味だったと思う云々」

「討論問題から派生したこの○○問題について云々」

「これに対する見方は△△の側面と□□の側面があり云々」

結局は打ち上げ兼テスト後の討論会となりました。

台湾大学大学院の学生は本当に真面目で素直で向学心が高い。

外国人学生である小生は中国語という言語のハンデを背負いながら

決して聡明ではない頭なので彼らについていくの必死でしたが

そんな一回り以上も歳上で莫迦ばかな小生を

分け隔てなく普通の同級生として受け入れ

フェアに接してくれる彼らに心から感謝です。

あとがき

苦学した台湾大学大学院留学時代も今となってはいい思い出です。

持つべきものは台湾人学生に負けるとも劣らない向学心と

テストもプレゼンも最後まで諦めずベストを尽くす胆力

そして食べるとホッコリできる美味しい日本食です。

台湾大学留学を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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