哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
前回の記事から引き続き、私と同じ時期に台湾語学留学をしていた
日本人の友人に当時の中国語学習について回顧してもらったうえで
これから台湾語学留学を検討している方へのアドバイスを聞いたので
以下、後輩への提言として紹介します。参考になれば幸いです。
先に結論
- 聞く・読む・話す・書くのバランス学習を心がけよう
学習が進むうちに「聞く・読む・話す・書く」の4技能で
それぞれに得手不得手が見つかる。外国語学習の王道は
得手を伸ばしつつ、不得手能力の集中学習をすること。
詳細は以下より。
台湾で語学留学と大学院留学を経験した日台ハーフMさんの場合
このアドバイスをくれたのは
台湾留学当時20代後半だった日台ハーフのMさん、女性。
簡単に経歴を紹介すると
日本人の父と台湾人の母を持つ日台ハーフ、日本生まれ日本育ち。
→日本の大学在学中に交換留学で1年間台湾に居住
→帰国し大学卒業後、日本の一般企業に就職
→数年で退職後、台湾語学センターでを1年間中国語を学ぶ
→台中市内にある私立大学の修士課程に進み日台メディア比較論を研究
→論文発表・修士課程修了、卒業
→台北市内の大手PR会社に就職、現在に至る
聞く・読む・話す・書くの4技能
一般的に外国語を学習する際
「聞く・読む・話す・書く」の4技能を駆使して学び、修得が進みます。
「聞く」と「読む」は自分の頭の中に情報を入れるインプット
「話す」と「書く」は自分の頭の中にある情報を出すアウトプット
として分類され、外国語を学ぶうえでいずれも非常に重要な能力です。
また、ここで言う「書く」は、難しい漢字や四字熟語を書くことではなく
ネイティブに遜色ない自然な中国語の文章が書けるかどうかを指します。
↑写真はイメージです。2013年成功大学にて筆者撮影
自分の苦手と向き合う
日台ハーフのMさんの場合、日本で生活し家庭環境も日本語でしたが
台湾人の母親が電話などでたまに話す中国語を聞く機会があったため
「聞く」と「話す」が得意だった一方、「読む」と「書く」が苦手で
大学院で課題として出される中国語参考文献の読解には大変苦労したそうです。
そんなMさんは、自身が好きだった台湾のドラマやバラエティ番組を鑑賞し
「聞く」の能力を更に高めつつ、関連する中国語ウェブページを読み込み
活字に慣れていく課程で少しずつ中国語の語感を獲得していくうちに
「読む」と「書く」の能力も徐々にブラッシュアップすることができ
見事中国語で修士論文を書き上げ、修了・卒業することができました。
まさに苦手能力に好きなモノをぶつけて克服したわけです。
好きこそ物の上手なれ。
あとがき
台湾語学留学の後に、台湾の大学や大学院への進学を検討されている方は
中国語の「聞く・読む・話す・書く」の4技能をバランスよく体得し
且つその程度も高いレベルで修得する必要があることを覚悟しておきましょう。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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