哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
海外旅行先で気になるのが現地の水がきれいかどうか。
本記事は台湾の一般的な水回りにスポットを当てて
清潔かどうか、清潔であればどの程度かをレポートします。
台湾の上下水道
台湾の上下水道は、戦前日本が整備したものを戦後に引き継ぎ
アジアの諸外国と比べてもその完備率と水準は高いと言えます。
蛇口をひねればきれいな水が出て手を洗うことができますし
多くの施設で水を流せるトイレが整備されています。
トイレ事情
ただトイレについてはある程度の注意と心構えが必要です。
まず、台湾には日系のホテルでもないかぎり
温水洗浄機能付き便座トイレはほぼありません。
当然プッシュ式便座クリーナーディスペンサーも無いので
潔癖症のある人には一番の悩みのタネかもしれません。
また、女性にとっては受け入れがたい汚いトイレがあるのも事実です。
妻エイミー曰く、公衆トイレを使う時に、洋式トイレの便座の上に
土足のままウンコ座りして用を足した形跡をよく見かけるとのこと。
日本のようにプッシュ式便座クリーナーディスペンサーがないので
自分の太ももが便座に触れたくないために、後に使う人のことを考えず
そんな民度の低いことをやらかす輩が残念ながらいるようです。
よって、女性は夜市や公園にあるような公衆トイレを使うのは避け
デパートなどのちゃんとした建物のトイレを利用する方が良いでしょう。
また、ウェットティッシュがあれば何かと便利なので
バッグに1つ忍ばせておきましょう。
飲料水
とは言え、台湾の水道水は直接飲むとお腹を壊してしまう可能性があり
水道水を飲む場合は、必ず電気ケトルやヤカンで煮沸したうえで飲むか
コンビニやスーパーでミネラルウォーターを買う必要があります。
そのラインナップは日本よりも豊富で、量は500ml~600mlが主流。
コンビニで売っているもので大体15元~25元=約70円~120円ぐらい。
スーパーではもっと安く、一番安いミネラルウォーターで一本5元=約25円
という品物を見たことがあります。
商業用水と海鮮
商業用水も一定の清潔度があるため安心してレストランで食事できます。
が、熱炒(Rè chǎo=台湾風居酒屋)で出される取り皿やお箸は
お店側がきちんと清潔に洗っていない可能性もあるため
ティッシュペーパーなどで一度拭いてから使いましょう。
また、日本食人気の高まりを背景に、台湾でも刺し身を出すお店がありますが
正直に言って新鮮さが感じられず、あまり美味しくありません。
日本のような新鮮で美味しい生魚にありつくには、それなりに高級なレストランに行くか
廉価であればスシローやくら寿司などの日系寿司チェーン店で我慢しましょう。
海鮮料理で言うと、特に牡蠣は新鮮でない場合があり避けたほうが無難。
私の弟は台湾旅行初日に夜市食べたで牡蠣オムレツであたってしまい
その後3泊4日の旅程全てホテルで休まざるを得ませんでした。
旅行中に牡蠣にあたるなんて、運が悪すぎて目も当てられません。
ホテルの水回り
旅行で身体を休めるホテルの水回りもかなり重要です。
3つ星ホテル以上は多くの場合で問題ありませんが
それ以下になると、バスタブがないことがスタンダードになり
シャワーの水圧・温度が一定でなかったりすることが多いので
安かろう悪かろうでお金を節約するか、快適な休息のためにお金を使うか
予算内でホテルのグレードについてよくよく検討したほうがよいでしょう。
先月の台湾滞在でお世話になったホテルグレイスリー台北は
日系のホテルということもあって、清潔&温水洗浄便座完備。
部屋は狭いですがきれいで部屋の壁も厚く、個人的にはとてもお勧めです。
傷口×水道水=混ぜるなキケン
旅行中に特に注意すべきはスリ傷や切り傷を負ったケースで
水道水で洗うと多くの場合傷口からバイ菌が入り化膿してしまうので
水道水で傷口を洗うのは絶対にお勧めしません。
薬局で生理食塩水とオキシドールを買って都度傷口を洗って清潔に保ち
傷を負った場所が水道水に触れないように注意しましょう。
あとがき
台湾の水は基本的にキレイ。でも一部で注意が必要なことに留意してください。
今から50年以上前の日本では「水を売る」と言えば笑われた時代があり
1960年代以降、企業が環境を顧みない生産活動を続け公害が深刻化し
高度経済成長の反面、日本都市部の水質汚濁が一気に進んでしまいました。
他方で、アフリカの貧しい国では生活に必要な生活用水を汲みに行くため
片道2時間の道のりを毎日歩かなければならないという集落もあるほど。
水が限られた資源であるのは自明の理。
日本の貴重な水源地を海外企業に買収されている事態を懸念しています。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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