哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
台湾は日本と同じく地震や台風などの自然災害が多い国ですが
被災を未然に防ぐ観点から、学校や会社がお休みになる場合があります。
本記事では台湾の颱風假(Táifēng jiǎ=台風休み)を紹介します。
台風休み
通勤通学途中災害に巻き込まれたり、帰宅困難にならないように
日本では自然災害を理由とする学校の休校や営業所の休業を
各市町村の教育委員会や事業所の責任者・社長が決めるのに対し
台湾は各県・市政府にその権利を一任していて、県知事や市長が決めます。
ちょうど一昨日2024年10月31日(木)に台風の接近・上陸が予想されたたため
前日の10月30日(水)20時、台北市政府は台北市内にある学校・会社に対し
31日は終日停班停課 (Tíng bān tíngkè=休校休業)とすると発表。
同様に他の県市政府も31日終日停班停課を発表しました。
水・食料を確保せよ
停班停課が発表されると、レストランや食堂もすぐに臨時閉店しますので
風雨災害に備えてスーパーやコンビニにあるパン・おにぎりなどの主食から
カップ麺、お菓子、飲料水、ジュースが飛ぶように売れていきます。
この波に乗り遅れると、商品棚から食品がほとんどがなくなって確保できず
不憫にも自宅にある少ない水と食料でやり過ごさなければなりません。
また、台風が過ぎた後も地域によっては断水が数日続く場合があるため
日頃から非常食と飲料水だけは備蓄しておきましょう。
目バッキバキ
停班停課の裏で、商機来たり!と密かに営業を続けるお店があります。
KTV(カラオケ)と電影院(Diànyǐngyuàn=映画館)です。
まさに降って湧いた臨時休校・休業に、テンションの上がった一部のパリピが
目バッキバキにしてカラオケ店に走りどんちゃん騒ぎをするのです。
パリピがパリピを呼び、空き室が出るまで2時間待ちとか普通にあります。
県市政府による休業命令を破り営業を続けていたかどで
その後カラオケ店や映画館が罰金を払っているのか知りませんが
身の安全を第一に、良識ある大人は自宅で大人しく過ごしましょう。
あとがき
自然を支配してコントロールしようとする欧米の考え方と違い
日本は古来から大自然の猛威に畏怖・畏敬の念を抱きつつ
いかにして共存すべきか、その術を探って今日に至ります。
しかしながら、これほど科学技術が発達した現代においても
自然のもたらす強大な力に我々人類は為す術がありません。
今一度防災の重要性を再認識し日頃から備えておきましょう。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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