哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
前の記事でお勧め台湾ビールを紹介しました。
本記事では、そんな台湾ビールに合う台湾ローカルC級グルメを
美味しく且つ安価に楽しむことができる台湾居酒屋「熱炒」で
定番のお勧め台湾料理を紹介します。
熱炒
台湾居酒屋はお店によって
- 「熱炒店(Rè chǎo diàn)=アツアツなお店」
- 「快炒店(Kuài chǎo diàn=サッと炒めるお店)」
- 「現炒店(Xiàn chǎo diàn=炒めたてのお店)」
と複数言い方がありますが、本記事では統一して熱炒店と呼びます。
台湾には小皿料理をたくさん注文して皆で様々な料理を楽しむ
所謂「小吃(Xiǎochī)」文化があり
熱炒では一品100元(=約480円)~と手軽且つ安価に
台湾ローカルC級グルメを食べることができます。
一品一品の味が濃くてビールが進むこと河の如し。
週末になれば家族連れや友人同士で円卓を囲む人達でごった返し
予約無しのスタンバイだと、地域・お店によっては1時間以上待つ場合も。
朝ご飯やランチを割と静かに食べる日本人と違って
食べるのが大好きな台湾人は普段から食事中のボリュームが大きく
熱炒ではお酒も入って更にワイワイガヤガヤ賑やかです。
以下、熱炒店で提供されるお勧め台湾グルメです。
ガーリックポーク:蒜泥白肉
薄く切った豚バラ肉をしゃぶしゃぶ風に湯がいて
醤油ベースのスリにんにくソースにつけて食べる蒜泥白肉(Suànní báiròu)。
にんにく風味がきいて台湾ビールの強い相棒です。
脂っこいのできざみ生姜と一緒に食べればスッキリ食べられます。
「白肉」と名前に白がついているのでカロリーゼロとの由。
豆腐の鉄板焼き:鐵板豆腐
熱々の鉄板に焼かれてジュージュー音を出しながら提供される
鐵板豆腐(Tiě bǎn dòufu)。味付けは店によって多少異なりますが
基本は黒胡椒と醤油ベースのソースで炒めて味付けされています。
酒好きな人に分かる豆腐の優しさよ。
マーラー臭い豆腐:麻辣臭豆腐
台湾人のソウルフードと言ってもよい臭豆腐(Chòu dòufu)。
その種類は
- 香炸臭豆腐(Xiāng zhà chòu dòufu):発酵した豆腐を揚げたもの
- 烤臭豆腐(Kǎo chòu dòufu):豆腐に豆板醤を塗って焼いたもの
- 麻辣臭豆腐(Málà chòu dòufu):発酵した豆腐を辛いスープで煮たもの
の3種類に大別されますが、これはその3つ目で一番匂いがきつく
口に入れた瞬間、発酵した豆腐の強烈な臭みが口内に広がります。
日本人を含め台湾を訪れる外国人が忌避したい悪名高い台湾グルメの1つで
「臭豆腐が好きだ」と言えば台湾通として台湾人から一目置かれるほど。
小生は大好物で台湾に居住していた頃は週1回必ず食べていました。
ハッカの炒め物:客家小菜
台湾北西部新竹県や苗栗県に多く住む漢族の1つである
客家(ハッカ)族の伝統料理、客家小炒(Kèjiā xiǎochǎo)です。
干しイカ、豚バラ、干し豆腐、ネギ、セロリなどの食材が
甘じょっぱい醤油でカラッと炒められたビール泥棒の憎いやつ。
塩豚:鹹豬肉
シンプルに豚肉を炒めて塩で味付けした鹹豬肉(Xián zhūròu)は
春節のおせち料理としても子どもに大人気です。
軍鶏:土雞
ぷりっぷりの肉にコラーゲンがたくさん詰まっている土雞(Tǔ jī)。
よだれ鶏:口水雞
日本でも「よだれ鶏」とそのまま訳された口水雞(Kǒushuǐ jī)。
ピリ辛ソースによく絡んだ鶏肉を一目見れば食べずにはいられません。
空芯菜
肉料理が続いたので野菜も紹介しておきます。
プチプチとした食感が楽しめる空芯菜(Kōng xīn cài)。
A菜
にんにくと塩と水を加えて軽く炒めたA菜(A cài)は
これだけで酒の肴にも白ご飯のおかずにもなります。
あとがき
熱炒店でお酒を飲んでいると、店内できわどいコスチュームに身を包み
ビールのお酌をしてくれる女性をたまに見かけることがあります。
酒促小姐(Jiǔ cù xiǎojiě)と言って、各テーブルでお酒をついで回り
売り出し中のビールを多く買ってもらおうとするプロモーターのこと。
↓の写真は苗栗県竹南を訪問した際に立ち寄った熱炒店で見かけ
話しかけて写真OKか聞いてみたら顔を撮らなければOKとのことで
後ろ姿を撮影させてもらいました。
鼻の下を伸ばしてないで、台湾グルメを心ゆくまで堪能しましょう。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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