哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
海外留学で懸念されるのは、何も生活環境周りだけではありません。
食費、光熱費、通信費、学費、雑費などの経済面も心配されている人も多いはず。
そこで、本記事では台湾留学生向けの台湾奨学金について考察したいと思います。
※詳細は台北駐日経済文化代表処HPに掲載されている最新の募集要項をご参照ください。
台湾奨学金とは
台湾奨学金とは、台湾国内にある大学・大学院への正規留学(交換留学ではない)
及び大学附属の語学センターで中国語学習を希望する人向けの給付型奨学金です。
- 大学・大学院への留学を希望する人向け:『台湾奨学金』
- 大学附属の語学センターで中国語学習を希望する人向け:『華語文奨学金』
ちょっと名称がややこしいですが
上記2つの奨学金を合わせて台湾奨学金と呼称します。
台湾奨学金の下に『台湾奨学金』と『華語文奨学金』の二種類がある感じですね。
ちなみに私が台湾留学した際は
先に『華語文奨学金』をいただいて一年間中国語を学習し
その後『台湾奨学金』をいただいて大学院に進み
修士学位を取得することができました。
奨学金のおかげで、後顧の憂いなく勉学に励むことができたのは言うまでもありません。
この場を借りて、中華民国台湾政府教育部(日本の文科省に相当)に感謝申し上げます。
台湾奨学金
台湾にある大学・大学院への留学を希望する人向けの奨学金です。
定員は20名で、奨学金を受給できる年数と一ヶ月あたりもらえる金額は以下の通り。
- 大学:最大4年以内、一ヶ月15,000元(=約66,000円)給付
- 大学院修士課程:最大2年以内、一ヶ月20,000元(=約88,000円)給付
- 大学院博士課程:最大4年以内、一ヶ月20,000元(=約88,000円)給付
学費は基本免除されますが、1学期40,000元(=約177,600円)を超える場合は
超過した分を自身で払うことになります。寮に入る人は寮費も全額自己負担です。
また、同時期に他の機関から奨学金を受けたり
父母が台湾人だと申請ができないなど申請要件が厳しく規定されています。
詳細は募集要項をご参照ください。
台湾華語文奨学金
台湾にある大学附属の語学センターで中国語学習を希望する人向けの奨学金です。
定員は22名、奨学金を受給できる期間は3ヶ月以上一年以内で
一ヶ月あたりもらえる金額は25,000元(=約111,000円)です。
学費は全額自己負担で、3ヶ月あたり29,100元(=約129,200円)
※台湾師範大学語学センターレギュラークラスA(6~10人)の学費を参考
こちらも台湾奨学金同様申請要件が厳しく規定されています。
詳細は募集要項をご参照ください。
申請フロー
応募期間内に必要書類を揃え申請すると、台北駐日経済文化代表処で書類審査が行われ
後日全応募者に書類審査の結果が文書で通知されます。ドキドキ。
華語文奨学金申請者は、書類審査を通過すれば奨学金内定。
台湾奨学金申請者は、書類審査通過後に面接に臨み、通過すれば奨学金内定。
後日面接合格者のみ文書で通知されます。ドキドキ。
あとがき
台湾奨学金・華語文奨学金いずれも将来の返済が不要な給付型の奨学金であり
毎月給付される額も多く、経済面の不安を抱えず勉学に勤しむことができるため
台湾留学に際して是が非でも獲得したいところ。
僭越ながら、両奨学金を獲得した経験から言わせてもらうと
合否の鍵を握るのは何と行っても研究計画書と面接。
これで9割決まると言っても過言ではありません。
これについては、後日別の記事でまとめたいと思います。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
コメント