台湾の廟でお参りとおみくじの方法を紹介

台湾の文化

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

前の記事で台湾の宗教について

仏教や道教など多神教の国で大きな廟に様々な神様が祀られ

その地域土着の神様を祀っている廟もあると紹介しました。

台湾の宗教事情
哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。台湾の街を歩いていると、所々に大小様々なお寺や廟がありお線香の白い煙の中で熱心にお祈りしている人を見かけます。かように台湾では宗教は民衆の生活と密接に...

本記事では廟でのお参りとおみくじの方法を紹介します。

お参りの方法

台湾でのお参りの方法は、基本以下のフローで進みます。

いずれも妻や妻の親戚に習った参拝の仕方で

お祈りする神様や各廟・地域によって多少の違いがありますので

参拝方法の詳細はその廟のボランティアにお尋ねください。

1. 線香を複数本持つ

台湾のお線香は日本の3倍ぐらいの長さ。

手に持つ本数はその廟に祀られている神様の数で決まります。

2. お線香に火を灯す

お線香を手に取る場所のすぐそばに

写真のような火が焚かれている灯明があります。

3. 祭壇におわします神様に向き合う

直立不動・背筋を伸ばして真摯に。

3. 自分の名前・生年月日・住所を申告

日本語でも大丈夫です。

音量は小さくつぶやく程度か、心の中で唱えましょう。

4. 線香を持ったまま神様に向かって3礼

お線香を持った手をそのまま自分の額の前まで挙げ

神様に向かい連続で3回おじきします。

5. 祭壇の対面にある鉢に線香を1本挿し1礼

祭壇の対面、自分が神様に向き合っている場合は自分の背後に

写真の様な大きな鉢がありますので、線香を挿して1礼。

線香を挿す際、他の線香に当たって火傷しないよう注意しましょう。

6. 別の祭壇へ移動

7. 3~6の繰り返し

最後のお線香を挿して1礼すれば、お参り完了。

参拝を終えると、何となく憑き物がとれて心が洗われる心持ちに。

節目節目で参拝し、神様・先祖に対し恥ずかしくない生き方をしたいですね。

おみくじ

台湾のおみくじは、写真の筊杯(Jiǎo bēi=別名ボエ)という木片を使います。

これを両手で持ち

祭壇・神様に向き合ったうえで名前・住所・生年月日を唱え

最後に願い事を言い、このボエを足元に投げます。

その願い事を願っていいかどうか

神様がボエの表裏で示してくれます。

表と表 → NG。違う願い事を言う

裏と裏 → 聞こえない。もう一度名前・住所・生年月日と願い事を言う

表と裏 → OK。木簡を引く

OKであれば、脇にある多数の木簡の中から任意の札を一本選び

その木簡に書かれてある数字を確認したうえで

再度その数字のおみくじでいいかどうかボエを投げます。

表と表 → NG。違う願い事を言う

裏と裏 → 聞こえない。もう一度名前・住所・生年月日と数字を言ってボエを投げる

表と裏 → OK。木簡に示された数字のおみくじを引く

OKであれば、謹んでそのおみくじを心に刻みます。

吉であればお礼を、凶であれば行いを改める旨、神様にお祈りしましょう。

占い横丁

ついでですが、台北市内にある行天宮近くの地下街に

所謂占い横丁と呼ばれる地下道があります。

日本でもお馴染みの芸能人が来台した際によくここに来るらしく

芸能人のサインや写真が、客引きのためにお店の前に飾られています。

角野卓造さんも来たことがあるようです。

妻エイミーに聞いてみると、この占い横丁は台湾人はほとんど利用せず

行天宮などの廟で出たのおみくじを信じるそうです。

あとがき

廟のおみくじも占いも、自身の気の持ち様が肝心。

信じるか信じないかはあなた次第です!

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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