宜蘭の原住民部落で籾蒔き&田植えを体験

台湾の文化

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

小生が国立台湾師範大学付属語学センターで中国語を学んでいた時分

台湾北東部の宜蘭県にある原住民タイヤル族の部落にて

籾蒔き&田植えを体験するイベントに参加したことがあります。

本記事では、のどかな田舎の原風景が残る宜蘭県の魅力と共に

籾蒔き&田植えをした様子を紹介します。

台北から宜蘭へ

当日は生憎の天気。

台北から離れるに連れてだんだんと雨足が弱まってきました。

天気好転という期待を乗せて一路宜蘭へバスは進み

約2時間後タイヤル族の部落宜蘭県南澳郷金岳村に到着しました。

雨もあがり、雄大な自然を眼前にしてテンション上がりまくりです。

台湾の別名「美麗島」の名にふさわしく木々の緑が美しい。

しかし風が強くめちゃ寒い。

タイヤル族の金岳村

イベント会場は宜蘭県南澳郷金岳国民小学。

金岳村は台湾原住民の1部族タイヤル族の部落がある場所で

小学校の壁にはタイヤル族の訳文が書かれていました。

タイヤル族については過去の記事を参照してください。

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イベント開始

小学校脇の屋外バスケットコートでイベントが行われる模様。

どういう経緯でそうなったのか分かりませんが

遥々日本から来たスーパー戦隊とタイヤル族がコラボするようです。

アオレンジャーから指示を受ける、5-1=ヨンレンジャーとショッカー。

タイヤル族のおばちゃんが前に出てきて

みんなで部族の踊りを一緒に踊ることに。

当初はタイヤル族の踊りに興味を示し

おばちゃんの踊りを見よう見まねで踊ります。

次第におばちゃんがガチで踊り出し、もはや無双状態。

なぜかアカレンジャーとキレンジャーがそれぞれ2人ずついます。

踊りが終わりタイヤル族部落の頭目とうもく(部落長)からあいさつを受けました。

タイヤル語の後に、中国語と日本語の通訳が入りました。

籾蒔き&田植え

次に夏祭りの出店で売られている特戦モノの仮面と橙色の封筒を渡され

一行は歩いて5分ほどの畑へ。

封筒の中身は籾蒔きの籾。

これを皆で手分けして畑一面に蒔くようです。

畑の真ん中でタイヤル族部落の頭目とゴレンジャーの異色のコラボ。

雄大な自然の景観をバックにゴレンジャーの華やかな色が映えます。

蒔く直前にアオレンジャーから全員に仮面を被るよう指令が。

事態が飲み込めないまま、とりあえず仮面を被り籾蒔きを始めると

タイヤル族のおばちゃんから急かすような大きな声が。

タイヤル語なので何と言っているのか不明ですが

どうやらもっと前に出てきて早く蒔けと言っているようです。

案内してくれた部落と作物への感謝を胸に謹んで籾を蒔きました。

その後希望者を募って田植え体験も行われましたが

小生はあまりの寒さに耐えきれず傍で見守るだけ。

アジア圏以外から来た外国人からすれば貴重な体験となったことでしょう。

タイヤル族の昼食

籾蒔きを終えて、この時既に気温10度以下。

凍えて重たい身体を引きずり、さきほど皆で踊ったバスケコートに戻ると

ありがたいことに昼食が用意されていました。

献立は竹の中に入れて炊いたもち米と綠豆湯(Lǜdòu tāng)です。

昼食の配膳を待つ長蛇の列を尻目に

モモレンジャーが戦隊分の糧食パクってる!

下の写真のように、竹をアスファルトなどの硬い場所で叩き割って

竹筒の中で炊かれたもち米を食べます。

味は…ごちそうさまでした。

タイヤル族日本語世代に遭遇

食後の憩いの時間にスーパー戦隊の隊長(日本人)と

タイヤル族部落の頭目が日本語で会話していました。

頭目はよわい90歳、その周りの家族も含め皆日本語が非常に堪能でした。

戦前台湾総督府はこの南海の地において山河を分け入り

部族を問わず等しく教育の機会を与え日本語を教授するだけでなく

時間を守ること、お金の概念などを原住民に教えました。

統治直後の台湾島には台湾語(福建省の方言)や客家語の両言語に加え

部族毎に違う原住民の各言語があったように、エスニックグループ毎に

それぞれ異なる言語体系が存在したため意思の疎通に困難を極めましたが

後に日本語が共通語となり各グループの相互理解が進んだのは論を俟ちません。

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今年は大東亜戦争終戦から80年。

懐かしくも嬉しそうに日本語を話す日本語世代の台湾人が高齢となり

その数が年々減少していることに一抹の寂しさを感じてしまいます。

あとがき

この部落がある宜蘭県南澳郷金岳村には

金岳の滝の他にキャンプ場もあるようです。

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斯様に台湾には台北以外にも魅力的な観光コンテンツがあり

都会の喧騒を離れて台湾の原風景を楽しみたいなら

台北市内から高速バスで約2時間の宜蘭観光がお勧めです。

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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