哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
楽しかった竹南滞在もこの日が最後。
快く迎えてくれたレインさん家族に改めて感謝申し上げ
新幹線苗栗駅より北上します。
台北

新幹線台北駅の出口から地下街を通って
台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレール)や
台鐵(Tái tiě=台湾鉄道)への乗り換えが非常に便利。

小生らはタクシーに乗って滞在するホテルへ。

初乗りが70元=約350円の安さは健在。
疲れた時や荷物が多い時は迷わずタクシーを利用しましょう。
ホテルグレイスリー台北
昨年に引き続き利用したのはホテルグレイスリー台北。

一般的な所謂日本のビジネスホテルで
手狭ですが掃除が行き届いていて快適です。

↑ホテルグレイスリーの客室、2024年筆者撮影
麻辣火鍋ランチ
ホテルに荷物を預かってもらい再びタクシーに乗って
妻エイミーの同級生と本日ランチを一緒する
食徒麻辣火鍋(Shí tú málà huǒguō)へ。

ここは良質なお肉と辛旨い麻辣火鍋を楽しめるお店で

安価な食べ放題の火鍋店によくある草履のような肉とは
全く違う新鮮な牛肉を堪能することができます。

もちろん値段はそれなりで
それぞれ一般的な量を注文して一人1,000元=約5千円でした。
むむむ…牛さんありがとう。
金門の徒
妻エイミーの同級生とはニ年ぶりの再会です。

それぞれ近況を報告し皆変わりなく心身共に健康でよかったです。
前の記事で少し触れた通り

小生の妻エイミーは台湾南部の台南市出身ですが
金門島という島にある大学で学びを修めました。
金門島は中国大陸福建省から海を挟んだ目と鼻の先にある島嶼で
中華民国台湾の領土の中で一番中国大陸に近い軍事要塞化した場所。

↑手前が金門島、対岸に厦門の町並み、2012年筆者撮影。
この度食事会に集ってくれた同級生はいずれも金門島出身で
一人を除き皆台北市内に暮らし仕事をしています。
台湾有事
大学卒業後も金門島に残ったエルさんは
当時交際していた金門島の軍事基地に勤務する男性と結婚し

現在は二児の母。
今回食事会に同席していたエルさんの旦那さん曰く
「詳しくは言えないが、中国の人民解放軍に対抗するため
台湾軍はここ2~3年アメリカ軍や日本の自衛隊と積極的に交流し
情報共有が盛んで、軍関係者の両国への出張も増えている」
とのこと。


台湾の地政学リスクが叫ばれて久しいですが
昨今の人民解放軍による台湾への軍事的威圧を鑑みれば
自体はそれほど楽観視できるものではなさそうです。
あとがき

街行く台北の人々を見ると
日々台湾海峡危機のトピックに敏感に反応しているという様子は皆無で
ただ普段のありふれた毎日を過ごしている様子ですが
まるで麻辣の赤いスープが中間線から染み出すかのように

中国共産党による台湾の世論操作や社会の分断を煽る工作が
陰に陽に台湾社会に入り込んでいるという報道もあります。

日本人民と同じ価値観を共有する友好国である台湾が
ある日突然他国から力による現状変更に遭遇した際
日本政府には同志国として台湾を守る気概があるのか

昨今日本の政治的無策や混乱を一瞥すると不安を禁じ得ません。
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