哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
台湾の首都である台北は人口約250万人の大都市。
人口の数こそ新北市、台中市、高雄市に次ぐ第4位ですが
台湾最大の商業地である台北都市圏を形成する中心地で
アジア太平洋の要衝都市として発展を続けています。
台北都市圏に居住・就業する「台北人」は先を急ぐ人が多く
本記事ではそんなせっかちさんに対する対処法を紹介します。
以下紹介するのは、一部の非常に稀有なせっかちさんの例で
せっかちの度合いは千差万別、国籍で分けることはできませんので
偏見を持たず参考程度に温かい目で見ていただければ幸いです。
先に結論!
残念ながら、ほんのごく一部ですが理解不能なせっかち行動で
対応に苦慮せざるを得ない台北人がいるのは事実ですが
多少のマナー違反を許容する懐の深い街であるとも言えます。
一々腹を立てていては身が持たないので、少々の事には目をつぶりましょう。
急がば廻るな?
台湾でエスカレーターを利用する際の不文律マナーは
立ち止まる人が右側に並び、歩く人が左側を使う「右立ち」で
エスカレーターの右側に乗ろうとする人が多いため
必然的に右側の乗り口付近に行列ができ多くの人が並びますが
列に並ばず平気な顔をして斜めから割り込む輩が散見されます。
『お先にどうぞ』という感覚が希薄で、待つことは損だと考える人が多いようで
宛ら「働いたら負け」のような達観した感覚でしょうか。
あまりにも悪質な割り込み(特にオバハンに多い)に遭遇した場合は
「你應該要排隊吧?(Nǐ yīnggāi yào páiduì ba?=いや、並びましょうよ)」
と冷静に諭してあげましょう。
乗る人が先?
私が以前居住していたマンションのエレベーターを利用した際のエピソード。
降下するエレベーター内に私が1人、1階に着いてドアが開きました。
こういう時は普通降りる人が先で、電車やバスの乗降でも同様。
私がエレベーターを降りようとしたところ
1階でエレベーターを待ち受けていたオバハンが
食い気味にエレベーター内に入ろうとしました。
驚いて後退りした私を睨みつけたこのオバハンは
私を押しやって入るように先にエレベーター内に侵入し
早々と目的の階のボタンを押して佇んでいました。
その様子から、特段急いでいる様子は見て取れなかったので
単純に待つのが極端に嫌いな人だったんだと思います。
こういう輩はまともに打ち合うだけ時間のムダです。
冷静にシカトし見なかったことにしましょう。
何を急いで何競う?
台湾の交通事情をまとめた別記事で述懐している通り
人口に対するバイク保有台数が台湾が世界一です。
朝夕のラッシュアワーにはけたたましいエンジン音が台北の街を劈き
市内を編みの目状に走る片側三車線、四車線の大きな幹線道路を
バイクと車がキリモミ状態のまま進み、我先にと目的地へ急ぎます。
↓ラッシュアワー時の台北橋(音量注意)
市内を走るバスは減速せずにドヤ顔で交差点を曲がり
乗用車は無理な車線変更やUターンが当たり前
原チャリは前方にスペースがあれば迷わず突っ込みます。
私が過去に遭遇したことがあるマナーが最悪のドライバーは
「讓!讓!(Ràng!Ràng!=譲れ!譲れ!)」と叫びながら
クラクションを鳴らして対向車に構わず右折し、機先を制していました。
こうした輩も注意したところで聞く耳を持たずトラブルになるだけ。
家族の危篤で先を急ぎ気が気でなかったんだ、と思うようにしましょう。
動から静へ
腹立つ輩のエピソードが続いたので、ここからは中和タイム。
そんな「動」の台北市中心部から、バスやMRTで30分~1時間ほど乗れば
台北市内や隣の新北市内にある豊かな自然の「静」に触れることができます。
マナーの悪いせっかちさんに遭遇した時は、各景勝地を訪れて心を洗いましょう。
(※各地の詳細は別記事でまとめる予定です)
陽明山(Yángmíng shān)
山の中にあるオシャレなカフェ「山上聊(Shānshàng liáo)」がお勧め。
象山(Xiàngshān)
北投溫泉(Běi tóu wēnquán)
淡水(Dànshuǐ)
烏來瀑布(Wū lái pùbù)
十分瀑布(Shífēn pùbù)
あとがき
台北人は歩くスピードも速いので、東京人との競歩対決を是非見てみたいものです。
静と動の織り成す台北は非常に魅力的な街の1つですので
今後、仕事・留学・旅行などで台北に来る予定がある人は
特に交通事故に気を付けて、台北ライフを存分に楽しんでください。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
コメント