淡水河に沈む夕日を望める紅毛城

台湾の歴史

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

前の記事で淡水河沿いの散歩でお勧めの立ち寄りスポットをまとめました。

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本記事では、淡水河に沈む夕日を望める場所として

淡水駅から更に足を伸ばして見学できる歴史的建造物

紅毛城(Hóng máo chéng=セントドミンゴ城)を紹介します。

淡水老街

目的地までの行程は、前の記事で紹介した淡水河沿いに歩くルートがお勧めですが

同じく淡水駅から西側にある淡水老街を歩くルートもあります。

淡水老街は写真の通り歩行者天国になっていて

両脇にはお土産屋を中心に多くの商店が軒を連ねているので

食べ歩きや買い物しながらの散歩にピッタリです。

紅毛城

淡水老街から歩くこと約20分、紅毛城=セント・ドミンゴ城に到着。

空の青に赤いレンガの城肌が映えます。

紅毛城の屋根に翻るは、台湾の国旗青天白日満地紅旗。

紅毛城は16世紀後半から台湾北部を統治していたスペイン人によって

淡水河を利用した水運の管理と治安維持を目的として建設されたものです。

その後、同時期に統治していたフィリピンで大規模な暴動が起こり

その対応に追われる在台湾スペイン当局を尻目に

台湾南部を統治していたオランダ人が北部へ侵攻

1642年この紅毛城は無血開城でオランダ人の手に落ちました。

オランダ人はこれをきっかけとし台湾北部を支配していたスペイン人を駆逐し

全島統治への足掛かりとして北部に拠点を築くことができましたが

今度はそのオランダ人が鄭成功により駆逐されることとなりました。

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その後は鄭氏政権時代を経て、清朝時代にはイギリスがこの建物を租借し

1891年にイギリスが紅毛城の隣に領事館を建て外交的機能を果たしていました。

戦後、1972年イギリスが中華民国との国交を断絶して以降

オーストラリアやアメリカがを代わりにこれを管理していましたが

1980年から老朽化の理由で台湾政府がこれを管理し

現在は観光地として一般開放されています。

領事館エリア

イギリス領事館エリアは、かつての外交の場として使われていた応接間に

装飾は当時のままで机や椅子が展示され、イギリスの国章も飾られています。

イギリスの国章 - Wikipedia

淡水河に沈む夕日

紅毛城は小高い丘に建てられていて、お城から眺める夕日がとてもキレイ!

淡水河沿いか淡水老街のお店でちょっと遅めのランチを食べて

川沿いのスタバでChillした後に、日没1時間前ぐらいに紅毛城到着し

見学しながら夕日を眺めるというスケジュールが一番お勧めです。

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あとがき

夕日が沈むと辺りすっかり暗くなってしまいますが

淡水河付近で夜の観光としてお勧めなのが漁人碼頭(Yú rén mǎtóu)。

漁人碼頭
かつて淡水第二漁港と呼ばれていた漁人碼頭は淡水河の河口右岸にあり、夕日の美しさで有名です。従来の固定桟橋とは違い、潮の満ち引きに合わせて浮き沈みします。同時に150隻の漁船が停泊でき、非常に壮観です。漁人碼頭に来たら夕日を観賞するほか、ラン...

港町自慢の海鮮料理が出店で売られていますので

時間が許せばこちらで夜ご飯を食べるのもアリです。

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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