哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
前の記事で記した通り
私は台湾師範大学国語教学センターで中国語を2年間学習した後
台湾大学大学院修士課程に進み、中国語で論文を執筆・発表
計6年間の苦学の末に修士学位を取得することができました。
留学中マストアイテムだったのが中国語辞書。
台湾での中国語学習に際し、中国語の辞書選びも悩みどころで
中国語能力習得の成否に大きく影響するアイテムの1つです。
そこで本記事では、台湾語学留学を検討している方に
中国語学習に役立つ中国語辞書アプリを紹介します。
先に結論!
先に結論を言いますが、以下の3つのスマホ無料アプリで十分!
- Transwhiz コンサイス日中(繁体字)辞書(Android)
- Pleco Chinese Dictionary(Android)
- 萌典(Android)
基本的な学習であれば、電子辞書や紙の辞書を買う必要無しです。
詳細は以下より。
Transwhiz コンサイス日中(繁体字)辞書(Android)
以前は360円の買い切りアプリでしたが、現在は広告付きで無料
オフラインであれば広告無しで無料で使うことができます。
- メリット
- オフライン利用可
- 日本語UI(ユーザーインターフェース)
- 音声で発音を確認可能
- 注音(Zhùyīn=ボポモフォ)ではなくピンイン検索に対応
- 日中両言語から単語を検索可能
- 単語帳機能・文章翻訳機能を備える
- 姉妹アプリで簡体字バージョンもある
- デメリット
- 単語の例文が少ない
- その例文もおかしな日本語と中国語が多い
Pleco Chinese Dictionary(Android)
非漢字圏の中国語学習者向けに作られた中国語辞書アプリです。
- メリット
- オフライン利用可
- 発音と筆順確認可能
- 注音(Zhùyīn=ボポモフォ)ではなくピンイン検索に対応
- 英中両言語から単語を検索可能
- 単語帳機能を備える
- 簡体字・繁体字両方に対応
- 手書き検索や部首検索も可能
- デメリット
- 英語UI(ユーザーインターフェース)しかない
- 英語ができることが前提。できない人には利用が難しい
萌典(Android)
2020年新型コロナウイルスの封じ込めに成功した台湾にあって
中心的役割を担ったデジタル担当大臣オードリー・タン氏が作成した
台湾中央政府教育部公式の中国語辞書アプリです。
- メリット
- オフライン利用可
- 発音と筆順確認可能
- 注音(Zhùyīn=ボポモフォ)とピンイン両方表示
- 例文が多い
- 台湾語と客家語にも対応
- ドイツ語やフランス語の説明あり
- デメリット
- 簡体字非対応
- 中国語UI(ユーザーインターフェース)しかない
- 中国語での説明が中心で、中国語中級者以上向き
紙の辞書や日本の電子辞書はお勧めしない
私は当初大学時代に使っていた簡体字中日辞書を持参するつもりでしたが
毎日暑い中、あの重たく分厚くかさばる辞書を持って
語学センターに登校するのは現実的ではありません。
中国語研究で大学院に進む場合だけ、台湾で紙の中国語辞書を買いましょう。
また、日本の電子辞書は小型軽量で持ち運びに便利ですが
初期投資の費用が高く、基本的に簡体字にしか対応していないので
台湾での中国語学習にはあまり向いていません。
あとがき
中国語初級のうちはTranswhizを多用しつつ
中級者なればPlecoと萌典の2つだけで十分。
辞書アプリ選びの参考にしていただければ幸いです。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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