中華民国台湾の建国記念日「双十節」

台湾の政治

毎年10月10日は中華民国台湾の建国記念日「双十節」です。

祝祭日で仕事も学校もお休みで、総統府付近でパレードがあるため

多くの人が見物に行き皆で双十節のお祝いムードを楽しみます。

以下、写真及び文章は2012年10月10日に撮影記述したものです。

交通規制

多くの憲兵と警察官が規制線をはり総統府付近の道路を封鎖していました。

警備に駆り出された警察官たち。お疲れ様です。

過激市民活動家や、どこかの共産党のスパイ、テロリストなどが

規制線を破って突っ込んでこないように鉄条網も準備されていました。

と言っても、これを管理している警察官が談笑に夢中なので

意味は半減していると思いますが。

総統府に近くになるにつれ、人ごみが大変なことに。

前方の群衆の先は、入行許可証が無いと入れないエリアです。

スタバで優雅にコーヒーでも飲みながら下々の者を見下ろしている人も。

どうやっても先に進めそうにないので、この辺で写真撮影を継続することに。

台湾の国旗は実は中国国民党の党旗

中華民国台湾の国旗である青天白日満地紅旗のミニフラッグや

ステッカー・Tシャツ等々、各々が趣向を凝らした国旗グッズを身に着け

双十節のお祝い気運を盛り上げています。

可愛いゴールデンレトリバーも国旗仕様。

そうこうしていると、群衆から歓声が上がり

轟音と共に複数の戦闘機が頭上を通り過ぎました

ものごい速さだったので残念ながら撮影できず。

その後すぐにヘリコプター部隊が。

国旗を下げてヘリコプターが連なって総統府へ進みます。

生日快樂(Shēngrì kuàilè=誕生日おめでとう)!

祭りの後

近くに立っていた警察に聞いてみると、来賓が招かれた総統府前の広場には

午後1時以降に一般人も入れるようになるとのことだったので

昼食を終えて天気もよくなった午後1時半頃総統府に行ってみました。

祭りのあと。業者が大忙しで会場を片付けていました。

双十節特設セットの総統府。

日本統治時代に建てられた台湾総督府を現在は総統府として使っています。

佇まいが凛々しい。

兵役の義務

台湾には18歳以上の男子に兵役が義務づけられていて、期間は1年間。

各年次役男服役役期

↑写真は2013年8月金門島で撮影したもの

一緒に見物していたエイミーに、兵役は必要だと思いますか?と問うと

『一定要(Yīdìng yào)=絶対必要だ』との即答、そのこころは

その理由は「『男の子』が『男性』になるための儀式だ!」とのこと。

自分の愛する人、愛する家族、愛する故郷を

自分の命に代えてでも守り抜く男は凛々しくてかっこいい。

あとがき

双十節を祝う台湾人たちは、自らの胸に宿る愛国心を想ったか。

自由平等民主主義を勝ち取るため幾多の血を流した彼らの祖先に感謝したか。

はたまた、愛する恋人と一緒に幸せを享受できる喜びを噛み締めたか。

愛する台湾よ、生日快樂(Shēngrì kuàilè=誕生日おめでとう)!

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