レトロな台湾を味わえる台南のウインナー博物館

台湾の文化

哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。

台湾人なら誰もが知っていることですが

台湾小吃(Xiǎochī=B級グルメ)の原点は台南にあり

塩辛い味付けの多い台北の料理に比べ

台南は甘く味付けられた料理が多いです。

本記事ではそんな台湾小吃の一つ

香腸(Xiāngcháng=ウインナー)にスポットをあてた

ウインナー博物館を紹介します。

交通

台湾鉄道在来線の台南駅から

藍幹線(Lán gànxiàn=ブルーライン)のバスに乗車し30分ほどで

目的地の香腸博物館(Xiāngcháng bówùguǎn)バス停で下車。

バスを降りたら目の前なので迷うことはないでしょう。

ウインナー博物館

博物館の正式名称は

黑橋牌香腸博物館(Hēi qiáopái xiāngcháng bówùguǎn)といい

黑橋牌は台湾南部独特の甘い味付けをしたウインナーメーカー。

台湾ウインナーは昔から多くの人に愛され続け

中でもウインナーを使った台湾B級グルメと言えば

大腸包小腸(Dàcháng bāo xiǎocháng)が有名で

各地にある夜市で売られているのをよく見かけます。

(↑台中市内逢甲夜市にて、2019年筆者撮影)

館内の展示で世界中のソーセージが紹介されていて

日本のそれは魚肉ソーセージが紹介されていました。

台湾ノスタルジー

館内の2階と3階では黑橋牌メーカー創立の歴史と

台湾でウインナーがどのように普及していったのか

戦後台湾各時代に流行したアイテムが食文化と共に展示されています。

また、1950~60年代の台湾を模したセットもありました。

レトロな台湾の雰囲気を感じることもできます。

写真にある『沙卡里巴(Shā kǎ lǐ bā)』は

日本語の「さか」が戦後の台湾に残ったもの。

台湾語の中には日本統治時代に共通言語だった日本語が

現代台湾でも「ビール」や「ハンドル」などの単語で残っていて

日本語世代だけでなく現代台湾人にも使われています。

これについては別記事でまとめる予定です。

いざ実食

一階にあるフードコートでは焼き立てのウインナーが売られ

味が気に入ればできたばかりのウインナーを購入し

そのまま自宅へ持ち帰ることもできます。

美味しいウインナーをありがとうブ~。

あとがき

小生が台湾に住み始めた当初は

台湾南部の独特な甘い味付けにどうしても慣れず

砂糖をふった台南春巻きを食べた時は絶句しましたが

今では大の台南料理ファンです。

皆さんも今後もし食べる機会があればぜひお試しあれ。

では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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