哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
台湾は日本と同じ環太平洋造山帯に属していて地震が多く
1999年9月21日に起こった台湾中部大地震に限らず
2016年2月春節大晦日に起こった台湾南部地震は記憶に新しいところ。
一般的に地震多き場所は同時に温泉も多いと言われていて
台湾もご多分に漏れず各地に温泉が点在しています。
本記事では、名湯の1つ新北市北投区にある北投温泉と
その温泉の源である地熱谷を紹介します。
交通
台北駅から台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレール)に乗車し
赤いラインの淡水線で北上すること約25分
北投(Běi tóu)駅で乗り換えて一駅の新北投(Xīnběi tóu)駅で下車。
運が良ければ温泉仕様にデコレーションされた車両を拝めます。
車内では台湾ツキノワグマのゆるキャラ「歐熊(Ōu xióng)」が
北投温泉の魅力を紹介しています。
北投温泉
散歩しながら温泉街をうろついてみます。
温泉が湧き出す川の上流では足湯を楽しむ人も。
多くの人が入り過ぎているからか下流の方は川の水が濁っています。
日本統治時代の北投温泉は、当初日露戦争傷病兵の湯治療養所として興り
その後は名湯としてJTBのガイドブックで日本内地にも紹介されるほどでした。
戦後、国民党政府がこの地を色街に指定し公娼宿が多数置かれましたが
1994年に台北市長となった陳水扁が治安対策でこれらを一掃し
現在では北投公園を中心に家族連れで楽しめる温泉街となっています。
北投公園
温泉街中央にある北投公園付近は週末ともなると多くの人で賑わいます。
公園近くに、日本を代表する温泉旅館である加賀屋もあり
着物を来た艶やかな仲居さんが客を出迎えています。
また公園の敷地内には、バロック建築の北投温泉博物館や
台北市立図書館北投分館があるので
暑さや散歩で疲れたら一休みすることも可能です。
地熱谷
新北投駅から歩くこと約15分で温泉街の一番奥にある地熱谷(Dìrè gǔ)に到着。
北投温泉の源泉がある地熱谷では絶えず温泉が湧いて出ていて
北海道登別温泉の地獄谷同様、辺りは硫黄の香りが漂っています。
↑登別温泉地獄谷、2022年9月筆者撮影
あとがき
台北の喧騒を離れてノープランでブラブラ散歩したい人や
日々の仕事のストレスを発散し温泉に入ってリラックスしたい人
台北観光で少し疲れた人
北投温泉に入ってゆっくりしていきませんか?
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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