哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
台湾の宗教事情を紹介する記事で少し触れましたが
本記事では学問の神様孔子が祀られている台南孔子廟を紹介します。
先に結論
敷地内を見学・散歩しただけで頭がよくなった気がします。
台湾で大学や大学院などを受験する予定がある方は
是非台南孔子廟にお参りしてご利益をいただきましょう。
孔子とは
学問の神様である孔子(Kǒngzǐ)は
論語で有名な思想家で、人に備わる正しい行いや考えである
五常の徳(仁、義、礼、智、信)を説いた儒学者です。
↑台湾師範大学国語教学センターが入るビル付近のキャンパス
「子曰く」の論語で有名なフレーズと言えば
- 故きを温めて新しきを知る(温故知新)。
- 朋あり遠方より来たる亦た楽しからずや。
- 義を見て為ざるは勇なきなり。
- 学びて思わざれば罔し。思いて学ばざれば殆し。
などで、特に
「十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る
六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」
と各年代にあるべき人間像や心構えを説いたこのフレーズはとても有名。
台南孔子廟
孔子廟は台北にもありますが、台南の孔子廟の方が歴史は古く
17世紀鄭氏政権の時代に建立されたものです。
正門前に台南孔子廟を示す石像があります。
台湾人は一般的に「孔廟(Kǒngmiào)」と略して呼んでいます。
ちなみに台北にある孔子廟はココ。
無料エリア
正門から中に入るとガランと開けた前庭に出ます。
無料エリアなので散歩している付近住民の姿もちらほら。
明倫堂、以前孔子廟で学ぶ子息向けの教室でした。
同じ敷地内に受験の神様文昌帝君を祀る文昌閣もあります。
さすが昔の台湾最高学府、学問の神様に加え受験の神様もおわします。
有料エリア
大成門の向こう側から有料エリア。入口で50元(約230円)を払って入ります。
建物の中に孔子を祀った祭壇があります。合掌礼拝。
脇には孔子に仕えた弟子の位牌も。
建物内はいかにも中華といった絢爛な装飾がなされています。
また、孔子の誕生日である9月28日には
毎年楽器や孔子ゆかりのグッズを使ったイベントが開催されているそうです。
建物外に複数配置された守り神。日本の神社でいうところの狛犬でしょうか。
お土産屋
無料エリアの脇にある小さなお土産屋の店内に孔子像があります。
孔子像の手をさすれば利発な人間になれると言われています。
お土産を買う予定がなくとも必ず店内に入り
孔子の手をさすってその徳にあやかりましょう。
あとがき
小生が台南孔子廟お参りして大学院を受験した結果
志望していた国立台湾大学大学院と国立台湾師範大学大学院
更には中華民国台湾教育台湾奨学金いずれも合格できました。
台湾で受験を検討している方は是非お参りに足を運んでみてください。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
コメント