哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
台湾には、中国にも引けを取らない素晴らしい自然や歴史的建造物がいくつも存在します。
しかしながら、国際連合が台湾を『国家』として認めず加盟させないため
国際連合の一機関である国連教育科学文化機関=ユネスコが認定する
世界文化遺産・自然遺産のいずれも、台湾には認定地が未だありません。
将来台湾の国連加盟が認められれば、太魯閣渓谷、阿里山、華南大圳など
多くの景勝地が世界自然遺産に必ず認定されるだろうと聞きます。
↑玉山国家公園にて、2014年1月筆者撮影
本記事では、それらの景勝地に匹敵するほどの雄大な景色を有する
野柳地質公園(クイーンズヘッド)を紹介します。
先に結論
台湾の観光地は九份や台北101に限りません。
台北市内からバスで約1時間半と少し移動に時間がかかりますが
クイーンズヘッドの迫力ある自然に加えのどかな漁村の雰囲気も味わえます。
近くにある金山老街グルメも含め、一見一食の価値ありです!
交通
台北市内から目的地野柳地質公園までの交通手段は複数ありますが
台北駅そばの台北A站から出る國光客運バス1815の高速バスがお勧めです。
乗り換え無しで約1時間半、「野柳バス停」で下車。
日本のそれによく似た磯の香りがする港町を徒歩で抜け
野柳地質公園に到着。
入り口でチケットを買います。大人1人120元=約570円。
10年前に行った時は50元=(270円)でしたが
絶えず打ち続ける波涛からの保護メンテナンスにコストがかかり
且つ昨今のインフレも重なってチケットの値上げは仕方のないこと。
野柳地質公園
地質公園の入り口から遊歩道に沿って進み
一番の有名な『クイーンズヘッド』を目指す行程です。
すでに現地ではたくさんの観光客が記念撮影をしています。
この日は風が強く、波打ち際に高い波が押し寄せます。
公園内は長年の雨・風・波によって風化・侵食された岩が多数あり
その岩肌が特徴的な形となって残っていて観光の目玉になっています。
文字通り地質公園の一番の顔であるクイーンズヘッドに到着。
王女様の横顔に似ていることから「クイーンズヘッド」と呼ばれていますが
長年の波涛と浜風にさらされ首から頭が落ちる危険性が指摘されています。
一番の人気とあって、長蛇の列が記念撮影を待っています。
10年前初めてこの場に来た時
他人を押しのけてまで我が物顔で写真撮影をするK国観光客や
岩を触ったり腰掛けるなど禁止行為を平気で行うC国観光客など
一部マナーの悪い輩に遭遇し不愉快な気分になったのを覚えています。
金山老街
野柳観光を終え、食事をするためにバスに乗って近くの金山老街へ。
金山老街は古い町並みが軒を連ねており鴨肉が有名とのことで
廟の中にある金山廟口金包里鴨肉というお店で食べてみることに。
鴨肉はにんにくを磨り潰した特製の醤油ダレにつけて食べます。
骨がたくさんあって少々食べにくいですが、味は抜群にうまい!
味にクセのある鴨肉と一緒に食べる米粉湯も身体が暖まって最高!
ランチの後は金山老街をブラブラ買い物したうえで
老街の一番奥にある廟でお参りして帰宅しました。
あとがき
自然の侵食によりその姿も少しずつ変わっていく野柳地質公園。
できる限り現状を維持するためには観光客の協力が必要です。
立入禁止区域は↑の写真の様にレッドラインが引かれていますので
マナーとルールを守って楽しく見学しましょう。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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