哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
このブログは小生が台湾大学大学院で学んだ経験を元に
台湾大学留学に関連する記事もアップしていますが

本記事では、台湾大学の歴史について紹介します。
歴史に興味がない方でも一見の価値がありますので
是非台湾にお越しの際は台湾大学へご来訪ください。
交通

台湾大学へは台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレール)の
グリーンラインに乗車し公館(Gōngguǎn)駅で下車。
3番出口から外に出て歩いていると右手に

有名な台湾大学の正門が見えてきます。
台湾大学

台湾の最高学府たる台湾大学の前身は
台湾総督府が1928年に建設した旧台北帝国大学です。
大阪帝国大学や名古屋帝国大学よりも早く建設されていることからも
日本がこの南海の地をいかに重要視していたかが想像できます。

我々の祖父が、父が、兄が、先輩達が
幾多の汗と涙と血を流して創り上げた歴史が
この台湾大学に確実に存在しているのです。
並木道の景観が有名
校門から並木道が校舎へと続く景観が美しい。

小生が初めて台湾大学を訪問見学したいと
当時台湾大学付属語学センターで中国語を学ぶ
日本人の友人に案内をお願いした際
その友人曰くこの並木道の樹木はすべて檳榔(Bīnláng)
=台湾で合法的に売られている紙タバコの一種で
覚醒作用があるため力仕事の労働者が好む傾向にある。
実をかじると化学反応が出て唾液がピンク色に変わる。
だと言っていましたが、椰子の木でした。

並木道をまっすぐ進み図書館の隣にある学生食堂へ。
台湾大学のランチ

学生食堂はトレイに載せたおかずの総重量で値段が決まります。
これだけよそってもたった90元=約450円(2017年当時の値段)で

学生のおサイフにも優しい手頃感のある値段設定で
ビュッフェ以外にも水餃子や滷味(Lǔwèi)も売ってます。

校史館へ
ランチを終え、台湾大学の歴史を紹介する台湾大学校史館へ。

階段で二階に上がっていると壁に写真が掲げられていました。
台北帝国大学時代の大学生。

日本統治時代の台北帝国大学でしょうか。

資料館のスペースに飾られた台湾大学のジオラマが展示されていて

一部の校舎は、台湾総統府同様上空から見ると
日本の『日』の文字に見えるようにデザインされています。
史料
歴史的に見ても非常に貴重な資料が展示されています。
台北帝国大学建立の勅令。

当時内閣総理大臣だった山県有朋と、内務大臣だった西郷従道の名前が。
戦後台北帝国大学は台湾大学とその名称を変えて
最高学府として多くの政治家や著名人を輩出しています。
現任の頼清徳総統も含め、台湾が民主化して以降に
台湾総統に就任した人物は全て台湾大学の卒業生です。

世界の大学ランキングでも高い位置にランクインしています。

台湾ではおなじみ、小中学校で使われる固定された椅子と机。

椅子が固定されているのは姿勢の乱れを防ぐ意味合いがあるのでしょうか。
台湾大学の校歌を字幕付きで流している機械もありました。

裏校歌というものもあり、小生のハンドルネームの由来である
台湾の民謡『望春風』でした。
見学を終えて、自由に記入できる来訪者ノートに僭越ながら。

あとがき

台湾大学の敷地だけで中華民国台湾の国土面積の1%を占めていて
想像以上に広く学生は専ら自転車でキャンパス内を移動しています。
見学の際はお水と熱中症予防アイテムの持参を忘れずに!
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)



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