ジャックさんの49日法要に参列するため台湾へ その3:四十九天

台湾の文化

前の記事で永代供養の納骨堂:富貴南山を紹介しました。

ジャックさんの49日法要に参列するため台湾へ その2:富貴南山
約1ヶ月半ぶりの台湾です。日本と同じぐらい暑い。朝ご飯を食べた後妻エイミーのママが運転する車に同乗し49日法要が行われる納骨堂へ。富貴南山紀念中心(Fùguì nánshān jìniàn zhōngxīn)故人が天国へ行くのに何等邪魔立て...

本記事はその納骨堂でしめやかに営まれた

ジャックさんの49日法要について記します。

四十九天

49日法要は中国語でも四十九天(Sìshíjiǔ tiān)と言われ

日本同様、台湾でも仏教の様式に従い以下のタイミングで

それぞれ遺族により法要が営まれます。

四十九天(Sìshíjiǔ tiān):命日から49日目、故人に最終審判が下され成仏する日。

             一般的にはこの日の法要後遺族は忌明けとなる。

百日(Bǎi rì):命日から100日目、遺族が故人の供養に区切りをつけ

        この日の法要後に日常の生活に戻ることを意味する。

妻エイミーママ曰く

命日から数えて必ずその日!という縛りは最近は無く

その日に最も近い週末に開催してもよいとのことです。

参拝

まずは納骨堂入口の外に並べられた机に供物を置き

線香を3本手に取ってまずは仏様に三礼のお参りを済ませます。

参拝後、鉢に線香を挿して再度仏様に向かって一礼し

供物を持って納骨堂の中に入ります。

会場

49日法要が行われる会場は納骨堂の地下にあります。

壁で仕切られたおよそ8畳ほどのスペースが複数あり

ここで本日ジャックさんの49日法要が行われるそう。

このスペースの前にある廊下にはソファや椅子が配置され

法要の開始時刻を待つ遺族が利用可能。

この日は週末ということもあり

他の方もお坊さんを招聘して法要を営んでいました。

法要

仏像の前方に故人に供する食べ物や飲み物を配置すると

事前にお経をお願いしていたお坊さんたちも到着し

49日法要が始まりました。

まずは仏前に向かい三礼し

ジャックさんがこの世の未練や憂いなく

黄泉の国で健やかに過ごすことができるよう祈り

お坊さんたちに合わせて念仏を唱えます。

お経は全て中国語の発音で唱え

小さい子どもでも読めるように読み仮名として

漢字の右側にボポモフォが記してあります。

途中休憩をはさんで一心不乱にお経をあげること約30分

最後に改めて仏前に三礼し、この日の49日法要はつつが無く終了。

帰宅する前に

極楽で使えるお金:金銀紙(Jīnyín zhǐ=お金を模した黄色い紙)を

納骨堂の外にある焼却炉で燃やし故人に供します。

こちらも一心不乱に無言で焼却炉へ。

故人が極楽で何不自由なく安寧に暮らせるように祈りました。

あとがき

節目節目で祈りを捧げ

故人に対して恥ずかしくない生き方をしていないか

自らを省みる機会としましょう。

最後に撮影に同意してくれたルナさんに感謝を申し上げ

故人を想い

合掌、礼拝。

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