哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
小生は臭豆腐を始めとした台湾小吃が大好きで
見た目がグロい物以外は幸運なことに結構何でもいけます。
しかしながら以前の記事で紹介した通り
台湾に住む外国人の中には
どうしても台湾の食が合わないという人も。

中でも外国人に一番嫌われている台湾小吃と言えば
誰もが真っ先に挙げるのは臭豆腐(Chòu dòufu)

単に味が嫌いという人もいますが
嫌われている一番の理由は何と言っても
発酵させた豆腐ならではの独特の臭み。
本記事では、そんな嫌われ者の臭豆腐で町興しに成功した
台北郊外にある深坑(Shēn kēng)という街を紹介します。
臭豆腐が好きな人も嫌いな人も、以下ご賞味あれ!
交通

MRT公館駅から深坑行きのバスが出ています。片道15元です。
一時間弱の移動で深坑に到着します。

バスを降りた瞬間からあの独特の臭みが鼻をつきます。
茶葉の街から臭豆腐の街へ
深坑は台北郊外の新北市の山あいにある街で
清統治時代からお茶の生産及び販売でかなり賑わっていましたが

大東亜戦争後はご当地豆腐のメニューの豊富さを武器に
町興しでお茶の街から豆腐の街へと発展したそうで
街を歩いて見てみると
到るところに臭豆腐屋さんが営業しています。
臭豆腐の種類
深坑で売られている臭豆腐は主に
- 烤臭豆腐(Kǎo chòu dòufu):臭豆腐を焼いたもの
- 炸臭豆腐(Zhà chòu dòufu):臭豆腐を厚揚げ風に揚げたもの
- 麻辣臭豆腐(Málà chòu dòufu):煮込み臭豆腐
の3種類で、臭みが一番きついのは3番目の麻辣臭豆腐。

臭豆腐初心者は比較的臭みの少ない
烤臭豆腐から食べることをオススメします。
この日は深坑臭豆腐を堪能するために朝ご飯を抜いて臨み
まずは揚げ豆腐からいただくことに。

外はカリカリ中はふわふわで美味しい!
付け合わせのサッパリした味の台式泡菜(Táishì pàocài =台湾風キムチ)で
油っこさを整えながら食べると飽きが来ず美味しさが継続します。
食べ終えたらすぐに別のお店に調子に乗ってハシゴして
麻辣鴨血臭豆腐とキムチチャーハンも頼んで

ビールと共にペロリと平らげました。極上。
深坑老街
深坑老街(Lǎo jiē=メインストリート)は
赤レンガが特徴の清朝時代の建物も多く復元されていて
レトロな雰囲気を楽しみながら食べ歩きも可能。

お腹も満腹になったので深坑老街を散策してみました。
町中にある路地にひっそりと清朝時代の通りが隠れています。

従来から商売が盛んだったお茶も深坑の名産の一つで
お茶屋さんで目当てのお茶を試飲することもできます。

当日は酷暑だったので涼を取るためにお店に入り
日本の知人友人への贈答品として台湾ウーロン茶を購入しました。

他にも、台湾の駄菓子屋さんで色々と雑貨をゲット。
選ぶのにとても迷うほど種類が豊富!

ちょっとした台湾お土産にピッタリです。
永安居
深坑老街の入り口から歩いて5分ほどの場所に
永安居(Yǒng’ān jū)と呼ばれる清朝時代の伝統家屋があります。

ここは元々この地区の資産家が構えた大邸宅の一つで
伝統家屋として歴史的価値が高いことから
その資産家の子孫の好意により
居住エリアではない区域が一般公開されています。

タイミングよくガイド付きのツアーがあったので乗っかりました。

清朝時代の市民生活の様子を垣間見ることができ

壁にかかっているのは当時使われた雨ガッパだそうです。

ガイドは中国語と台湾語を織り交ぜた説明だったので
半分も理解できませんでしたが15分ほどでツアーが終了。

現在一般公開は休業中のようですが
一見の価値ありますので、公開が再開されれば是非。
豆腐アイス
この日は灼熱の天気で気温36度。
この時点ですでに全身汗だくで歩き回って疲れもありましたので
座って豆腐アイスなるものを食べて涼むことに。

豆腐冰淇淋(Dòufu bīngqílín)、一個30元=約150円。

一時の涼を取ることはできましたが味は超ビミョー。
あとがき

お茶と臭豆腐の街深坑は山に囲まれた盆地なので
熱気が街にこもってかなりの蒸し暑さを感じます。
暑さ対策を万全にしたうえで午前10時頃現地に到着し
観光客が混み合う午後から夕方を避け
午後早めの時間に帰宅するのがお勧め。
参考になれば幸いです。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)
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