哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
前の記事で台湾のランチについて触れましたが、今回は台湾の弁当について。
台湾華語(台湾公用語としての中国語)で弁当は便當(Biàndang)
台湾語(台湾土着の方言、閩南語とも言う)でも「ベンドー」と言い
日本統治時代の名残りで現在でもそのまま使われています。
そんな台湾の弁当は、よそい方も適当豪快で手作り感満載です。
値段も100元前後とリーズナブルな上、種類も豊富で選ぶのが難しいほど。
良心的な弁当屋には写真付きメニューが置いてあるので
外国人にとって非常に助かるし中国語の勉強にもなります。
以下、彩りなどを求めずに目で味わってください。
(価格は変更されている場合があります)
雞排便當
雞排便當(Jī pái biàndang)90元=鶏むね弁当 約410円
骨付きで食べにくいですが、チキンにかかった塩コショウの塩梅が絶妙。
炸雞排便當
炸雞排便當(Zhà jī pái biàndang)90元=チキンカツ弁当 約410円
チキン面積の大きさよ。野菜が少し少ない希ガス。
密かな美食の台湾練り物も添えて。
台鐵:排骨便當
台鐵排骨便當(Tái tiě Páigǔ biàndang)80元=豚カルビ弁当 約370円
台北駅で売っている国営台湾鉄道の駅弁の1つ。
物価上昇の波に抗い、市民に優しい値段で今日も頑張っています。
あ、ビールは見なかったことに。
日式便當
日式便當(Rì shì biàndang)130元=和風弁当 約600円
台北捷運(Táiběi jié yùn=台北モノレールMRT)の古亭駅すぐ近くにある
福岡日式簡餐(Fúgāng rì shì jiǎn cān)というお店の仕出し弁当。
どのあたりに福岡テイストがあるのか甚だ疑問ですが
味は普通。メインのない質素なところが日本風ということでしょうか。
滷雞腿便當
滷雞腿便當(Lǔ jītuǐ biàndang)105元=煮込み鶏もも肉弁当 約480円
滷汁(Lǔ zhī)=八角などの調味料を入れた黒いスープで鶏もも肉を煮込んだもの。
漢方の効いた味と匂いは強烈ですが、これに慣れれば台湾料理大概いけます。
蠶居:紅燜雞塊飯
紅燜雞塊飯(Hóng mèn jī kuài fàn)150元=煮込み鶏もも肉ご飯 約700円
台湾大学正門近くにある蠶居(Cán jū)というお店の看板料理がこれ。
ホロホロになるまで煮込まれた鶏もも肉のプリプリ食感を堪能でき
台湾大学大学院在学中に何度もお世話になりました。若干高め。
小飯廳:獅子頭飯
獅子頭飯(shīzitóu fàn)90元=肉団子ご飯 約410円
こちらも大学院時代に何度も食した小飯廳(Xiǎo fàntīng )というお店の逸品。
ジューシーな獅子頭(shīzitóu=肉団子)の旨味が口の中でジュワ~と広がり
副菜の味付け春雨も何とも言えない美味しさで、ご飯がススム君確定です。
番外編:自助餐
自助餐(Zìzhùcān)は、並べられた調理済みの様々な食材の中から
ビュッフェ形式で任意で食材を弁当箱に入れマイ弁当化するお店。
見よ!この茶色ばかりの食材を!
外食が続いて野菜不足になりがちな時の救世主。
値段はお店や選んだ食材によって違いますが、およそ80~150元。
ちなみに、私が一番安くて美味しいと感じた自助餐レストランは
台湾大学敷地内女子寮の近くにある女九餐廳。
2016年当時、このボリュームでなんと70元=約320円。やすっ!
懐事情の寂しい学生に救いの手を差し伸べる女神のようです。
あとがき
台湾弁当は見た目こそ無骨ですが、量が多くて味も美味しい。
小籠包だけでなく台湾のローカル弁当も是非ご堪能ください。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)