哈囉〜(Hā luó=台湾人がよく使うフランクな挨拶言葉。英語のHelloの意)春風です。
これまでシリーズ記事の中で度々紹介している通り
新竹と苗栗の両県は、その昔広東省から台湾島に移民した
客家族(Kè jiāzú)という漢人が多く住んでいます。


そんな両県は、東側に台湾島の背骨たる中央山脈があり
そこから川が新竹平野を流れて西側の台湾海峡まで流れ
海も山も楽しめる自然豊かな場所でもあります。


本記事ではその客家族の文化と共に豊かな自然を満喫できる
十二寮休閒農業區(Shí’èr liáo xiūxián nóngyè qū)を紹介します。
交通

十二寮休閒農業区は山深き場所にあり
台湾鉄道竹南駅からバスに乗って40分以上かかるうえに
下車したバス停から徒歩で約20分と非常に不便。

公共交通機関ではなくレンタカーかレンタルバイクでの
アクセスをお勧めします。
十二寮休閒農業区
エリア入り口の右手に湖を見ることができます。

残念ながら、前日に降った雨の影響で湖の水は濁ってました。
まずは湖の付近を散策。

東屋的な小屋で座って休憩もできます。

自然を満喫することができますが、比例して虫さんが多いので
虫除けスプレーを携帯しておくといいでしょう。
懷舊湖畔

景色を楽しみながら散歩しているとランチの時間になったので
農園内にある懷舊湖畔(Huáijiù húpàn=懐かしき湖畔)
というレストランで昼食をとることに。
レストラン内からも湖を見渡すことができます。

肉粽(Ròu zòng)をいただきます。

客家の味付けだからなのか結構しょっぱいです。
客家料理は油と塩を多用するので
塩辛いものが好きな日本人の口によく合います。


お酒も進みますのでビール好きの小生にはもってこいの大好物です。
台湾の桜
ランチの後に登山道を歩いてみました。

歩道が整備されていますが階段はかなり急ですので覚悟しましょう。

ちょうど今の時期に十二寮休閒農業区では桜を愛でることができます。

漢民族の文化では縁起の良い赤が好まれるため


台湾に咲く桜の多くは濃いピンクの桜が多いです。
客家語とは
最後に台湾で話される言語について少しく行をさきます。

台湾で一般に話される公用語は中国語=北京官話で
國語(Guóyǔ)或いは台灣華語(táiwān huáyǔ)と呼ばれます。
これとは別に、戦前から台湾に住む漢民族の子孫の多くは
福建省の方言である台湾語(または閩南語)を話しますし
新竹と苗栗の両県に多く住む客家族の子孫は
中国語とも閩南語とも違う客家語という独自の言語を話します。

台湾語は台湾南部、客家語は台湾北西部に話す人が多い傾向がありますが
三言語はラテン語系・ゲルマン語系・スラブ語系の言語ほどに異なり
用語・発音もそれぞれ違うために意思の疎通はほとんど適いません。
例えば、日本語の「ありがとう」をそれぞれの言語で言うと

- 中国語:謝謝(Xièxiè、シェシェ)
- 台湾語:感謝(kám‑siā、ガムシャー)
- 客家語:恁仔細(an31zii31se55、アンズーセー)
他に「美しい」だと

- 中国語:漂亮(Piàoliang、ピャオリャン)
- 台湾語:媠(suí、スイー)
- 客家語:恁靚(an31jiang24、アンチャン)
全然違いますね。
あとがき
東南アジア各国にも客家族の華僑が多く住んでいますが

↑シンガポールのチャイナタウン、2015年3月筆者撮影
妻エイミーの親戚ルナさんの旦那さんはマレーシア出身の客家族で

曰く、マレーシアで話される客家語は現地マレー語の影響を多分に受けていて
台湾の客家語とは発音が全然違うそうです。
いやはや言語は生き物ですね。
では、881〜(Bābāyī、台湾でポケベルが使われていた当時バイバイの意)

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